佐渡の驚愕体験 その1
冬の日本海は毎日のように荒れていて釣行できません。このままでは春先までブログのアップはなくなってしまいます。
そこでそれまでのつなぎとして昔の話になりますが、佐渡での驚愕の体験をいくつか紹介していきたいと思います。
尖閣湾から車で40~50分北上したところにある岩谷口は、外海府では珍しい砂(砂利)の海岸です。
夏は海水浴客も散見できますが、最近、今まで駐車ができた空き地入口にゲートが新設されましたので、車を止められる場所は限られます。
なお、トイレはありますがシャワー、更衣室は残念ながらありません。
一見、佐渡らしくない場所で本格派は相手にしないところですが、岩場にはタコや魚貝類、砂場はキスを始めとしてヒラメ、エイなど多種多様な魚に会うことができます。
この当時、写真左側の岩は陸続きでしたが、今は砂浜が侵食されて岸から離れています。
なお、この付近は佐渡でも有名なキス釣りのポイントです。写真の岩から左側100mほどの範囲は、根が点在し遠投すると仕掛けが引っ掛かる場合があります。右側一帯は岩場です。
日中、釣れないときは大遠投すると大型がかかります。海水浴シーズンは泳いで群れを探してください。意外と岸から10mほどの掛け上がりで群れている場合が多いようです。
<キスの大群>
今から20年ほど前の話になります。
その日はルアー竿でキスの仕掛けを投げていたが、完全入れ食いモードで投げれば必ず釣れる状態だった。あまりにも簡単に掛かるので、海の中はどうなっているのか覗いてみたくなるのが人情というもの。そこで早速泳ぎだしたのだが、そこにはとんでもない光景が広がっていた。
キスの群れが大蛇のようになって延々と続いている。太さ(幅)は1.5mくらいはあっただろうか。このキスの大群を数える術などあるわけもなく、おおよそだが10万単位だったのではないかと思う。
仕掛けを投げると、必ずこの群れの帯を横断するため、そこで掛かっていたようだ。
結局、後にも先にもあんな光景を眼にしたのはあのときだけでした。