ヤマシタ 遠投シャトルについて
このカゴは安価で、コストパフォーマンスは高いようです。
実はこの遠投カゴは筒石の名人が使っていらっしゃいます。
軽く100mは飛ばしていますし、また、名人の釣果実績は十分ですので、優れたカゴだと思います。しかしながら、個人的にはカゴの構造に疑問があります。どうも名人は、カゴに手を加えているのではないかと思えて仕方がありません。
この遠投カゴはフタが固定されていて動きません。
<疑問その1>
飛行中、写真のようにカゴが開いてしまうことがあるはずです。カゴに十分なコマセが詰まっていればいいと思いますが、コマセの量が不十分だと、風の抵抗に負けて後方に移動してしまうのではないでしょうか。
そうなると、飛距離が伸びないだけでなく、付けエサが飛び出てしまいます。そんな経験をお持ちの方はいらっしゃいませんか。もしいらっしゃれば、これが原因だと思います。
フタはどのような構造で固定されているのでしょう。
内部を覗いてみると、シャフトの折り返しのカシメ部がフタを押えています。
<疑問その2>
着水時はフタとカゴが離れますので、中のコマセが飛び出さないでしょうか。
<疑問その3>
水中を落下中、カゴが開いた状態になっていますが、途中でコマセを多少なりともバラ撒かないでしょうか。
しかしながら、名人はこのカゴで結果を出しているので、2と3は許容範囲なのでしょう。
細かいことを気にするなって、メーカーに言われそうです。
ここで飛行中の姿勢を安定させるための工夫をしてみましょう。
遊海犯のようにクッションゴムを使ってカゴを固定してみましたが、さすがにフタが動かない構造では、クッションゴムはそのままで、カゴは開きませんでした。これでは釣りになりません。
そこでウキゴムと結束バンドを使って、ゆるいカゴ押えを作って見ました。
結束バンドの絞め具合で、飛行中はカゴが開かず、着水時は衝撃で開くようになります。
絞め具合は濡れた状態で調整してくださいね。