2012年8月11日~8月15日
憧れの式根島に家族3人で行ってきました。初めて見た島の様子や感想をお伝えしたいと思います。これから計画される皆様の一助となれば幸いです。
この島は2年前に長男が訪れ、釣り好きにはたまらないところだと聞いておりましたので、いつかは行ってみたいと思っていました。今年の盆休暇は例年よりも長く取れますので、休みが発表となったと同時にこの旅行を計画しました。
ただし、この期間は1年中で一番混むシーズンです。民宿の予約は4月に行い、船は2ヶ月前から受け付けますので、夜中まで起きていて日付が替わったと同時にネット予約を行いました。ところが、この早期の予約にとんだ落とし穴が潜んでいました。
神引展望台から新島方面を望む 手前は神引浦
<観光編>
8月11日(土)
出発の日、荷物が多いので竹芝桟橋の近くまで車で行くことにしました。船の出港は23時ですが、当日は東京湾花火大会が開催されます。車が止められないとアウトですので、早めに出発し15時30分頃汐留ビルディング駐車場に入れることができました。この駐車場は乗り場まで5分ほどの距離ですし、駐車料金も4~7泊が1万円と比較的低料金で止められます。それにしても到着した頃は、浜松町方面から花火客が続々と向かっておりましたので、駐車場が空いているかどうか冷や汗ものでした。
ところで余談ですが竹芝桟橋は花火見物の一等地です。しかし入れるところは中央広場(花火までやや遠い)のみで、しかも当日の乗船券を持っている乗客だけでした。なお、臨港デッキは19時から一切立ち入り禁止になりました。
さて時刻は23時を回り、いよいよ乗船となりますが驚いたことにお客が多過ぎ、出航時刻を過ぎても延々と乗船客の列が続いています。それによって30分近くも遅れましたが、こんなに多くのお客を詰め込んで大丈夫かと心配してしまいます。
乗船券の基本は指定席ですが、席なし乗船券というものもあって、これは指定席の部屋と外部デッキ(天候による?)、ロビーの一部を除き入れるようです。ただし、往きは夜行ですので、それに9時間という長時間耐えられる方の限定になります。
我が家は往きのチケットは特2等を予約しました。一応カーテンで仕切られた個室になっていますし、部屋のドアを閉めれば、隣のロビーの喧騒がうそのように静かな空間です。料金はやや高めですが、酒臭い人の隣や騒がしいグループと一緒になることもなく、ゆっくりと休むことが可能です。
特2等の2段ベッド
8月12日(日)
式根島到着は8時です。しかし、その手前の新島では乗客の半分はここで降りたのではないかと思わせるほどの人の数でした。(大島も多かったと思いますが寝ていてわかりませんでした)
式根島は外周12kmの小さな島ですが、ここでも結構な人数(200~300人)が降りました。預けた有料荷物を受け取りましたが、これだけの人数がいて、受け取ったのは我が家を含めてたったの2件のみ。皆さん、大きな荷物も無料と勝手に決め込んでいるようです。
さて、お迎えの民宿の車に乗り込みますが、宿泊先の車ではありません。何故かといいますと、先週たまたま宿に電話したところ、名簿に載っていないことが発覚!!予約が早過ぎて記載を忘れてしまったようです。それから急遽宿を探してもらい、送迎だけやっていただくことになりました。それにしても、この時期に空いている宿ってどうなんでしょう。結局、冷蔵庫は無し、車は貸してもらえず、不便を強いられることになりました。
到着時の天候は雨でしたが、昼近くには太陽も顔を出してきましたので、泳ぎに行こうということで、式根島で一番ワイルドと思われる、中の浦海水浴場に徒歩で向かいました。宿の近くには
泊海水浴場がありますが、ファミリー向けで敬遠。長男には小さな島だから歩いてどこにでも行けると聞いていましたが、宿からは20分以上掛かりました。キャリーにクーラーとシュノーケリング用具一式を乗せての歩きは結構きつかったです。
中の浦 この向こう側に神引浦があります
上方から見た限りカマス?
ハリセンボンとサンゴ礁
初めて式根島で泳いだ感想ですが、透明度も高く魚の種類も豊富です。ただし、海水浴場のためか、ウニ・サザエが全くいない事には驚きました。ウニでイシガキダイ釣りを考えておりましたが、これでは諦めざるを得ません。
なお、佐渡島の海(外海府)では何十回と泳いでいますのでそれと比較しますと、サンゴの有無と魚の種類、海水温に違いはありますが、佐渡島も式根島と比べて遜色ありません。佐渡島の素晴しさを改めて認識することになりましたが、どうも、海水浴場の外を泳がないと本当の式根島の良さが分からないかもしれません。
8月13日(月)
この日の天気はすこぶる良く、こりゃ島内めぐりをするしかありません。早速レンタル自転車の予約を行いましたが、トップシーズンは8時頃には済ませないと借りられません。
今回は比較的安めの1日1000円のお店で借りました。ただし、アップダウンのきつい島内では変速機の不調は致命的ですので、チェックをお忘れなく。どうも安いお店はそれなりの自転車のような気がします。
それにしてもこの島の坂道はきついです。自転車を押して登った箇所は数知れず。このアップダウンは地図を見ただけでは分かりませんので、体力に自信のない方は、遠出?は避けたほうがいいかも知れません。
泊海水浴場 2年前の長男の写真のほうが数段いいですね。
神引浦 隣は中の浦
大浦海水浴場 この向こう側が中の浦
ぐんじ山展望台から見た新島の早島
同じくぐんじ山展望台からの風景 眼下の海岸は丸根ケ浜といって降りられるようですが、ここからは崖になっていますのでとても行けそうにありません。でもどこから入ったのか、眼を凝らすとカップルが1組いらっしゃいます。また、写真右端には海水浴場のブイも見えます。
このくち公園 後方は新島
このくち公園下の磯 有名なポイントのようです。写真には写っていませんが、ウキの近くに大きなウミガメが泳いでいました。コマセでも食べにきていたのかな。釣人にとってウミガメは厄介者で、こいつがいると釣りにならないそうです。
さて、長文になってしまいましたので続きは<釣り編>にしたいと思います。